スキンフェードとは

2025.06.20

クオンヒール淀屋橋店の岩井です。

今回は僕の得意なスタイルでもあるスキンフェードについて。

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スキンフェード(skin fade)は、ヘアスタイルの一種で、頭の側面や後頭部を非常に短く刈り込み、肌が見えるほど短い状態から徐々に長くなるグラデーションが特徴です。このスタイルの歴史について簡潔に説明します。

 

スキンフェードの歴史

1. 起源(20世紀初頭〜中盤)
スキンフェードのルーツは、軍隊のヘアスタイルに遡ります。1900年代初頭、特に第一次世界大戦や第二次世界大戦の時期に、兵士の髪型は清潔感と実用性を重視して短く刈り込まれました。この「バズカット」や「クルーカット」が、現代のフェードの原型となりました。スキンフェードのような極端に短い刈り込みは、衛生面や規律を保つために軍で一般的でした。

 

2. バーバーカルチャーとの結びつき(1950年代〜1980年代)
戦後、フェードカットはアメリカのバーバーショップで発展しました。特にアフリカ系アメリカ人コミュニティで人気を博し、ヒップホップやストリートカルチャーの影響で、フェードは個性的で洗練されたスタイルとして進化。スキンフェードは、肌に近いゼロミリから始まるシャープなグラデーションが特徴で、バーバーの技術力が問われるスタイルとして確立されました。

 

3. 現代の人気(1990年代〜現在)
1990年代以降、スキンフェードはさらにメインストリームに。特に2010年代に入ると、ソーシャルメディアやセレブリティ(例:クリス・ブラウン、ドレイク、ベッカムなど)の影響で、世界中で爆発的な人気を獲得。ハイフェード、ミッドフェード、ロー・フェードなどバリエーションも増え、スキンフェードはモダンでクリーンな印象から、ビジネスシーンからカジュアルまで幅広く対応可能なスタイルとして定着しました。

 

4. 文化的影響と進化
スキンフェードはバーバーカルチャーの象徴として、現代のメンズグルーミングで重要な位置を占めています。特にInstagramやTikTokなどのプラットフォームで、バーバーがスキンフェードの技術を披露することで、トレンドが加速。ラインアップ(髪の生え際を整える技法)やデザインを組み合わせたクリエイティブなスタイルも人気です。

 

まとめ
スキンフェードは、軍隊の機能的な髪型から始まり、バーバーカルチャーとストリートファッションを通じて進化しました。現代ではそのシャープで多様なスタイルが世界中で愛され、メンズヘアの定番となっています。

 

短髪の方、今年の夏はぜひフェードに挑戦してみて下さい!

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